ヒトはヒト【後篇】
2016/06/23
カイゼンコンサルタントの今井マサタカです
あづい~ばか、あづい~(ばか=”すごく”という上越方言です)
県外の方は新潟=冬は雪が積もって寒く、夏は涼しい
そんな幻想をもたれるのではないでしょうか?
否!!!
夏は”ばか”あっっづいです
今年は5/16に上越市大潟で33,4度と最高気温全国1位になっています
住むとこじゃねーよ、上越は(‘-‘*)エヘ
さて、先日の記事の続きです→前篇はこちら
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僕は心理学を勉強したくて大学に行きました
いや、
正確には
①家を出たい、田舎をでて東京に行きたい!
②どーせなら大義名分を掲げて家を出たい、遊びたいし
③それなら進学しよう!どーせなら専門学校より大卒の学歴がほしいし遊ぶ時間も2年多いしー
④どーせ大学に行くなら途中で辞めないように興味のある勉強がいいだろう
⑤心理学とかおもしろそ~両親の俺への育て方に疑問があるし
高3の僕は”完璧なプラン”と思っていました(笑)
とはいえ、
高校ではまーーーったく勉強していなかった僕は受験に失敗し、
浪人生になり、朝から予備校へ行き
帰りはほぼ毎日、服屋さんへ行って談笑
高校時代の3年間、弱小ながら硬式野球部に所属していたため
遊ぶ時間なんてなかったんです、その反動かな(笑)
そんな自分に甘い僕は浪人時代の大学入試でも思うような結果が得られませんでした
心理学部の滑り止めは、下の下が1校と中の中の夜間が1校
夜間でもしかたないっかーと思っていたところ
母から『神奈川大に今年、心理学科できたんだってーこれで最後だし受けてみたら?』と言
願書締め切り日の当日に言われました(笑)
なんとかその日中に願書を出し、一安心
しかし
後期試験で定員は10名、応募人数が150名ほど
そして創設年で人気の心理学
今思い返せば無謀な受験だと思います・・・
ただ真実は、このとき会いたい人がそっちにいたので神奈川へ行く口実として受験しました(笑)
若さだなー(笑)
テスト中は『簡単すぎでしょw嘘でしょwはよ終われーそれより漏れそう・・・』しか頭にありませんでした(笑)
そして結果発表の日
大学のHPで確認するとそこには僕の番号がある
『おかん、受かったよー神大行くわー』
『嘘でしょ!?あたしのおかげだな』
今でも僕の人生はここで運を使い切ったと今井家では言われています(笑)
そんなこんなで大学で心理学を勉強できるようになった僕は
児童心理学の勉強もかねて
地元で1、5ヶ月に1回程と、大学の長期休暇の際に小学生へ野球のコーチのボランティアをはじめました
そこで児童と父兄の方々と交流する中で
当たり前ですが『ガキでもヒトはヒトなんだな』と気づきました
それからは子供に対しても子供扱いせず
”1人のヒト”として接することを心掛けるようになりました
悪さをしたら彼らの心に響くように本気で叱り、諭す
子供はまだ無垢なんだから知らなくて当然
だから教えてあげるのが大人の努めなんだと
なぜその行為がいけないことなのかを彼らが理解できるように伝える
理解させることが目的あり、僕の感情を押し付けるのは目的ではない
自分の感情を押し付けること=”怒り”であり、怒ることは自己満足だ、と思うようになりました
また、叱る以上に良いことは良いと伝えることも心掛けました
目を合わせて笑顔で親指を立てることで彼らに示しました
外からは口の悪い僕が本気で子供と向き合っていると
関係がある程度できている父兄の方々からは感謝していただけましたが
通りすがりのたいして仲の良くない同級生からは
『マサタカが小学生に暴言を吐いていた』と
別の友人が言われたそうです(笑)
それから10年が過ぎ僕は今年30歳
たいして仲の良くない同級生とは疎遠ですが
叱っていた当時小5の少年はこの春に高校を卒業し、就職
仕事終わりに『どーせ、まだひまでしょ(笑)』といいながら
ちょくちょく僕の事務所に遊びに来ては仕事の悩みなどを相談してきます
どっちが”ヒトとヒト”の繋がりでしょうか?
僕は薄っぺらい関係が大嫌いです
とことんヒトと向き合いたい
それでもお互い好きになれないならしょうがない
と考えます
そんな彼を先日、叱るために事務所に呼び出しました
僕も地元の先輩として叱らねば成らぬ事があり
さらに叱ってくれと彼の母上からもお願いされたので(笑)
嫌なことは逃げても追ってくるものだから、逃げずに立ち向かえ
立ち向かえば嫌なことはビックリして、あっちから逃げていく
この言葉を彼には伝えました
この言葉は僕が実際に父から言われた言葉です
その当時、大嫌いな父に言われたのに強く印象に残っています
当時のクソガキな僕でも腑に落ちたんでしょう
親父もいいこと言ってたんだなー(笑)
No.3/1000
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